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設立趣意書

正氣會設立趣意書(一部)

ここに畏かれども、
総裁宮が令旨の一節を拝誦し奉る。
 
凡學問ノ道ハ本ヲ立ツルヨリ大ナルハ莫シ故ニ國體ヲ講明シテ以テ立國ノ基礎ヲ鞏クシ徳性ヲ涵養シテ以テ人生ノ本分ヲ盡スハ百世易フベカラザル典則ナリ而シテ世或ハ此ニ暗シ是レ本黌ノ設立ヲ要スル所以ナリ
 
國體講明の学術に感応する我等はこの御言葉を理想とする。しかしながら学術の理想に全的一致する組織体は学内には見当たらず、同学同行の同志も喧噪の中に埋没してゐる有様である。もとより、此処で営む学術は、独学では成し得るものではない。また、秘密の空間で行はれるべきものでもない。それゆゑに我等は此処に國學院の内外に師友を求め、 天朝の御学風に随順し奉る國體の学術を講明する場所を本学々生の間に設けることを決意した。


〈中略〉

現在の不安を一掃し、将来を盤石にするためには、我等は何を行なふべきだらうか。 総裁宮の令旨の徹底拝誦は先決要件であることは言ふまでもない。往年の先学が遺した文章もまた我等の思考を氷解させる。また、研究を行ふにあたっては学友同士がお互いの眞心を理解して共に研鑽を積むことが肝要であらう。これらの最低限の活動は、我等の理想とする思想の営為を瑞々しくし、國學院の隆昌を齎すための緊要なる悲痛の努力である。我等のこの意図がいささかでも國學院の本来の目的達成の主導を果たす至誠心となることを切望してやまない。
 

〈中略〉

 

諸兄諸姉、取り組むべきはいまである。

   平成二十七年四月六日

               正氣會

※註

​この設立趣旨は公認サークル時代に選定されたものです。現在はインカレサークルとして國學院を越えて廣く人材を求めて交流してをります。會の歴史の資料として掲示します。
 

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