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若木祭にて本會講演會挙行される

 明治節の佳日、温故會館にて本會主催の講演會が挙行された。本來想定した従軍者の講師のキャンセルにより急遽、特攻隊關連論文の發表がある院友の方に講師をお願ひした。

海軍兵學校の概略から始まり、對番と言はれる上級生による下級生教育について解説があり、さらに論文執筆時に發掘したエピソードが披露された。その崇高さに聴衆は驚くと共に深く感銘を受けた。また、兵學校出身者が温存されたことの説が、完全に誤りであることがデーターを元に示された。さらに兵學校出身者と學徒兵、さらには下士官兵に至るまでの友情や感謝の念など、世間には出て来ない話が多く披露され、世論が如何に単純に操作されてゐるかが伺へた。

最後に、講師の方の知人で國際政治學者の准教授で若くして逝去された方のお話を伺ひ、現代に於いても名もなく祖國のために働いた方のあることが示された。

希望を持つて生きることを求める旨を、結びの言葉として頂いた。

 今回は講師未定で告知期間も短く、参加者は前回の約半数であつた。しかし、参加者の熱氣で會場は非常に盛り上がつた。

ちなみに男女比は2:1であつた。

若木祭自體が東京で一番盛り上がらない學園祭と言はれるなか、少なくとも本講演會だけは、盛會であつた。若木祭が消滅しても、本講演會はこれからも開催して行く所存である。

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